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2024.08.01

日銀追加利上げ 政策金利0.25%程度へ!住宅ローンへの影響

こんにちは!ゆたか不動産販売代表の岩田です。

日銀が金融政策決定会合で、政策金利を0.25%程度に引き上げる追加の利上げを決めました。住宅ローン金利の上昇は銀行の収益拡大につながる反面、住宅市場や我々の家計には大きな影響を及ぼすので中身をしっかり理解しておきたいですね。実際に8月1日の株式市場は銀行株に資金が集まり、不動産開発会社などの株価は下落しています。

植田総裁は記者会見で、住宅ローンへの影響や中小企業への影響等について、多くの記者から質問をされていましたが、植田総裁の回答は、「引き続きマイナス金利なので、それほどすごい引き締めではない」というものでした。これは、市場の過剰反応を懸念してものだと考えます。前回の会合では為替の影響は関係ないといったコメントもありましたが、今回は円安による想定以上の物価押し上げについて重要なリスクとして認識していると述べているので、今回の判断に為替が影響している事は確かなようです。また今後も利上げは続けるが、次の利上げは何カ月後といったパスは現時点で想定しておらず、データ次第とも述べています。2024年2月の国会においても、植田総裁は「マイナス金利の解除を実施したとしても緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」と述べており、方向性を示しつつも急激な利上げには慎重な姿勢を見せています。ただし、この当面というのが、数カ月なのか1年以上なのかはわかりません。IMF(国際通貨基金)による短期政策金利の段階的な引き上げ提言もあるなかで、状況が変わる可能性も十分考えられます。

さて、我々の利用している住宅ローンについてですが、頻繁に今の変動金利のまま借り続けていてよいですか?という質問を受けます。これについては、金利上昇のニュースを目や耳にした事で、将来が不安になってしまう人や、返済終了までの住宅ローン返済の安全性を最重要視したい人は、固定金利型に借り換えると良いでしょうと答えています。このまま変動金利型を利用し続けるのは精神衛生上よくありませんからね。

変動金利型を利用している人で、当初の段階でリスクを十分に認識できていなかったという人は、今からでも遅くはありませんので、改めて変動金利型のリスクを十分に理解し、どうすべきか改めて考えるべきだと思います。

変動金利型で返済中の人で、まだしばらく変動金利型でいこうと思っている人は、適用金利が上がったときにどのくらい返済額が増えるのかを事前に計算しておくべきです。例えば、1年後に適用金利が1%上がった場合、2年後に2%上がった場合などを想定して、返済額がいくらになるのかをあらかじめ計算しておくのです。試算はインターネット上に無料の住宅ローン返済額シミュレーションが多くありますので簡単にできます。

いきなりの金利の大幅は上昇可能性は植田総裁の言葉からも余程無いと思いますが、緩やかな上昇は継続していくと考えられるため、これを機会に、複数の金利を想定して今後の安心につながるシュミレーションを試してみると良いと思います。

 

 

 

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